娘が赤ちゃんの頃から、NHKの幼児番組には大変お世話になっているのですが(笑)、最近は、民放のアニメ番組も結構見るようになってきました。
特に、日曜の朝7~9時までのテレビ朝日は、娘の好きな番組が続くので、毎週楽しみにしています。
一番好きなのは、プリキ○アなのですが、男の子向けの戦隊物も結構楽しんで見ています。一緒に見ていると、結構、親も楽しめる内容なんですよね。
今日の仮面ライダーウ○ザードの一場面で、ちょっと深い言葉(私にとっては)がありました。過去の記憶をなくして悩む人物にかけられた言葉なんですが・・・。
「自分が一体これからどうなるのかがわからないと不安なのであれば、自分がどうなりたいのかを考えればいいんだ」
「自分が何者なのかわからないと悩むのであれば、自分がどんな人になりたいのか考えればいいんだ」
私にとって、息子を亡くすという体験は、それまで生きていた世界、自分を失うような体験であって、それまでに体験したことのないような苦しい感情に翻弄されて、「一体これから自分はどうなるんだろう、自分は元の元気な自分に戻れるのだろうか」ととても不安に思いました。
当時は、全てのことに自信がもてなくなっていたし、「自分がどうなりたいか」と考え、希望をもつパワー自体がなくなっていたけれども・・・。
時間をかけながら、たくさん涙も流しながら、少しずつ息子の死を見つめ、自分の中で消化する作業をしていくうちに、「自分はどう生きていきたいのか」ということを考え、「現在を生きる」という視点がもてるようになってきました。
仮面ライダーを見ながら、そんなことをふと考えていたのですが・・・。
子ども向けの番組の中にも、時々、そんな人生訓のようなセリフが出てくることがあって、きっとこれを作った制作者は、色々な思いがあって、この場面・言葉を作ったんあろうなあ、と想像したりするわけです。
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