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今、深い悲しみの中にいる人へ

2012.11.07 19:28|悲嘆のプロセスについて
息子を亡くして7ヶ月経った頃に書いた記事です。

大切な人との死別後、わたしたちは今までに体験したことのない、圧倒的な悲しみ、そして様々な感情(怒り、不安、焦燥感、孤独感、抑うつなど)に飲み込まれます。これらの辛い感情を抑えながら、日常の生活をやりくりすることは、とても消耗する、疲れることです。

初めての悲しみの体験に圧倒され、これから自分がどうすればよいのか全く見えず、苦しい毎日を送っている方もいるかもしれません(私もそうでした)。

私たちが体験している感情、心の反応は、「死別による悲しみ=悲嘆(=英語ではグリーフ)」と言われるもので、大切な人との死別後に多くの人が体験するものです。

自分だけが苦しんでいるわけでは決してなく、ある意味、人なら皆、世界共通で悩む問題に今、直面しているわけです。

この苦しみは、大切な人との死別を体験したことのない人には、なかなかわからないことでもあります(自分も息子を亡くすまではそうだったと思います)。

流産・死産で子供を亡くした場合は、さらに特殊な問題が加わります。

私たちにとっては、「かけがえのない家族の一人」である赤ちゃんですが、世の中的には「この世に生まれることのできなかった存在」であり、法的にも戸籍には残らない、名前もない存在として扱われます。確かに存在した赤ちゃんなのに、その大切な赤ちゃんを失った悲しみを共有してくれる場が少ないのです。

「子供を亡くす」という悲しみはとても深いだろうと察してくれる人は多いと思うのですが、一方で、あまりの出来事にどう声をかけてよいかわからないと感じるため、周りから亡くした子供の話題に触れることは難しく、当事者が孤立感を覚えることも多いと思います(私の場合は、入院中の医療スタッフからも遠巻きにされているように感じました)。

また、「かけがえのない存在を失った」のであり、深い悲しみを感じても当然であることに思い至らず、当事者を慰める、励ますつもりで「また次の子を産めるよ」「いつまでも泣いてばかりではだめだ」といった間違った声かけをされ、深く傷つく場合もあります。

私は、息子が亡くなって7ヶ月が経ったところですが、最近、自分の悲嘆のプロセスが少しずつ進み、何となく先の希望が見えてきたような気がしています。
もちろん、まだまだ解決したい課題はありますが、それも少しずつなんとかなるのではないかと思い始めています。

ここで、自分の体験をふまえ、今、悲しみに暮れている人へのアドバイスを記しておきたいと思います。
私たちに必要なことは、以下にまとめられると思います。

1.大切な人との死別は、残された人の人生を大きく変える出来事であり、自分が感じている感情がどんなものであってもおかしくない、ということを理解し、悲しみを表出することを自分に許して下さい。悲しい時に安心して泣ける場・時間を確保して下さい。

2.自分が体験している「悲嘆」のプロセスについて理解し、自分の状況を把握しましょう。

「何が何だかわからず苦しい」状態から抜け出るためには、自分の感情を、自分自身で把握することが大切だと思います。
「死別の悲しみ」「悲嘆」「グリーフワーク(悲嘆のプロセスを進めるための心の作業を指します)」などをキーワードにしてネット検索してみて下さい。私が見つけた参考になりそうなサイトを挙げておきます。以前の日記で紹介した本(「悲しみを超えて」)も役に立つと思います。
悲嘆のプロセスについて知り、自分に必要な助けは何なのかを知ると、先が見えてくると思います。
・グリーフ・サバイバー(グリーフケア、グリーフワークの総合サイト)
http://www.grief-survivor.com/index.html//

・JDGS Project(震災で大切な人を亡くされた方を支援するためのウェブサイト)
http://jdgs.jp/index.html//

さらに、自分と同じような死別の状況のグループを探して、体験者の具体的な話しを聞いてみると、自分の感じていることが特殊なことではない、という安心感が得られると思います。
 
3.周りに助けを求める(自分の悲しみを聞いてもらう)必要があることを理解し、行動する

 私は当初、息子を亡くした悲しみを自分の中に抱え込み、周りに積極的に語ろうとはしませんでした(元々、辛いことがあった時に、自分の中だけで処理するという方法をとっていて、今回も無意識に同じやり方をとろうとしていたのです)。
 今となっては、それは間違った方法である、というよりも、死別の悲しみは自分だけで処理することは不可能なものであると感じています。
 悲しみを癒すために大きな力になるのは、「悲しみを誰かに共有してもらう体験」だと思います。全ての人に理解してもらうことはもちろんできないことですが、自分の悲しみに寄り添ってくれる人は、誰かいるはずです。身近にそういう人がいない時にもあきらめないで下さい。いざとなれば、新しい人間関係の中(当事者のサポートグループなど)でそういう人を見つけることもできるんです。

息子を失ったことは本当に辛い体験ですが、この悲しみをくぐり抜けた先には、新しい自分、息子と共に、新しい人生を生きる自分がいるのだと感じ始めています。
少しずつ、少しずつ、進んでいきたいです。

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miso1213

Author:miso1213
 2010年12月に6週で初期流産、そして2011年12月13日に息子を38週で死産しています。現在、3歳の娘の母親でもあります。
 自分の悲しみと向き合い、心の中の息子と共に、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。同じような死別体験者のために必要な情報提供もしていきたいと考えています。

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