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長引く悲嘆に悩んでいる方へ〜複雑性悲嘆のための心理療法(CGT)の紹介

2014.05.08 14:56|グリーフケア関連
札幌も桜が咲き、大分、春らしい日が増えてきました。

 昨日の朝、NHKの番組(あさイチ)を何となく見ていたら、「母の死に向き合う」というテーマで、「死別後の悲嘆」についての特集が放送されていました。母の日が近い、このときに、あえて「母との死別」をテーマに、朝からこういった放送をしていることに、ちょっと驚き、「NHKもやるなあ」と感心してしまいました。

 大切な人との死別後に生じる、大きな悲しみ、怒り、自責、不安、孤独感、絶望感等、様々なこころの反応は、専門的な用語では、「悲嘆(グリーフ)」と呼ばれています。悲嘆のプロセスはとても苦しいものであるけれども、人それぞれ、自分のペース、自分のやり方で悲しみと向き合ううちに、通常は、時間と共に、少しずつ悲しみが和らぎ、悲しみと共に生きる(=「悲しみを抱えながらも、大切な人がいないという現実を受け入れ、新しい生活に適応する」)ことができるようになると考えられています。

 「悲嘆」とは、大切な人を失った時に生じる、正常なこころの反応なので、現在のところ、特に医療で治療する対象とはなっていないのですが、正常な反応以上に、激しい悲しみが長い期間続く場合には、「複雑性悲嘆」と呼ばれ、回復のためには、適切な支援が必要だと考えられるようになってきています。

 番組の中でも、複雑性悲嘆に対する治療として、「CGT;複雑性悲嘆のための心理療法 Complicated Grief Treatment)というものが簡単に紹介されていたのですが、「死別体験者にとって必要な支援だよなあ」と思う内容でした。CGTは海外でその有効性が報告されているものですが、日本ではまだ研究段階で、一般の医療機関で受けられる治療ではありません。が、有効性を確認するための治験の対象者をウェブサイト上で募集しているので、興味のある方は覗いてみては如何でしょうか?

 長引く悲嘆に悩んでいる方へ 複雑性悲嘆のための心理療法(CGT)研究ウェブサイト http://www.j-cgt.jp/index.html

 

 また、上記のCGTは、東京都内の施設に通える人でないと受けられないのですが、遠方に住んでいる人のために、筆記療法という支援法の研究・治験も行われています。

 複雑性悲嘆のための筆記療法(ITCGプログラム)研究ウェブサイト http://www.j-itcg.jp



 どちらのサイトでも、「悲嘆」とはどのようなものであるのか、回復のプロセスはどのように進むのかがわかりやすくまとめられていて、参考になると思います。

 自分が38週での死産を体験して思うのは、死別の中でも、特にハードな状況にある人(突然の死、事故や事件による死、自死、子どもの死などでしょうか・・・)には、積極的な支援が必要だろうということです。流産・死産の悲しみについても、社会的な認知度はまだまだ低い状況だと思いますが、必要な支援が受けられるようなシステムをどのように作っていくのか、できることはたくさんあるのではないかと、日々、考えています。

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miso1213

Author:miso1213
 2010年12月に6週で初期流産、そして2011年12月13日に息子を38週で死産しています。現在、3歳の娘の母親でもあります。
 自分の悲しみと向き合い、心の中の息子と共に、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。同じような死別体験者のために必要な情報提供もしていきたいと考えています。

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